藤口会長が「葉酸たまご甲子園」の審査員を務めました。

6月15日(日曜日)に兵庫県は姫路市にて第6回を迎える「葉酸たまご甲子園」の審査員としてIJCA国際日本料理協会藤口会長が参加されました。タイトルでも取り上げられている葉酸は近年ビタミンの中でも最も注目を浴びているビタミンの一つと言われ、食品業界から注目されています。
今回は、神戸女子大、日本栄養専門学校、兵庫県立大、京都女子大、東大阪大学短期大学、奈良女子大から7チームが参加され、僅差の末、賞を獲得されたチームは審査委員長特別賞を兵庫県立大学が受賞、準優勝を日本栄養専門学校が受賞、そして栄えある優勝は京都女子大学が受賞されました。
元気に楽しく生き生きと料理をされている調理姿勢は料理のプロとして失いがちな点として見習わなければならないと感じました。 そして、「葉酸たまご甲子園」はただ単なる玉子料理の味を競うのではなく、レバーやアボカドなど比較的葉酸を含んでいる食材を調べた上で、それらを使い、葉酸を如何に効率良く摂取出来るかを考えたメニューも審査の基準になっています。そのため通常の料理コンテストとは違ったテクニカルな側面も持ち合わせた競技となっています。そして、競技参加者は学生とは思えないほどプロさながらの手際良さで制限時間を有効に使い、調理を進められたことも印象的でした。
また、若い女性ならではの観点から会食シーンを想像したメニューを展開されている点は我々料理のプロも学ぶべきところで我々も大いに勉強になりました。

集合写真2

 

集合写真1 パネルディスカッション 味見をする藤口会長3 味見をする藤口会長2 味見をする藤口会長1 審査料理3 審査料理2 審査料理1 指導をする藤口会長 案内板

 

◆「第六回葉酸たまご甲子園」概要◆

開催要項
料理はジャンルを問いませんが“葉酸たまご”を生かした料理で、1日の葉酸摂取量=480μg以上(妊婦1日必要摂取量)に貢献できるような料理で、葉酸含有量・アイデア・インパクト・手軽度(料理しやすさ)および味などによる総合審査を行ないます。
審 査 員
河口 教(加古川健康福祉事務所管内栄養士会会長)
左右田健次(京都大学名誉教授、元日本ビタミン学会会長)
藤口晃一(国際日本料理協会会長、ハイアットリージェンシー京都 日本料理「東山」料理長)
的場輝佳(元日本調理科学会会長、NPO日本調理アカデミー理事)
大井静雄(審査委員長、一般社団法人 葉酸と母子の健康を考える会会長)
(敬称略)
賞 品
葉酸たまご甲子園とは?
葉酸たまご甲子園とは、大学で栄養学を学ぶ女子学生が、献立・調理法を工夫し、葉酸たまごの料理を競うコンテストです。
葉酸は、下半身麻痺などを伴う胎児の「二分脊椎症」をはじめとする、神経管閉鎖障害の発症リスクを低減する栄養素として、諸外国では既に積極的な勧告・摂取の政策が進められ、成果が上がっています。
一方日本では、積極的な推進策がなされないまま、二分脊椎症の発症はむしろ増加傾向にあるのが現状です。これは、葉酸の摂取・認知の遅れが一因と考えられています。
そこで、このコンテストを実施することで、葉酸たっぷりの食事を摂ってもらえるようなレシピの提案を行い、葉酸が女性と胎児の健康に果たす役割についての認識をアップして欲しいと思います。
主催 : 一般社団法人 葉酸と母子の健康を考える会
後援 : JA全農たまご株式会社、株式会社ファーマフーズ、日本ビタミン学会
JA全農ひろしま、株式会社明治、森下仁丹株式会社、株式会社ドール
場所 :日本栄養専門学校(開会式・調理競技)・姫路キャスパーホール(講演会・表彰式)


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