今月の食材:「島根県宍道湖産白魚、京都府塚原産筍、福岡県産鍵蕨」の焚き合せ

御提供:佐武商店様 宍道湖漁業組合様

    菜の花
冬の終わりを告げる暖かな日差しが差し込み大地には新しい息吹きが芽生えるころ春の食材が旬をむかえます。

その中で、春の食材の産地ブランドにこだわり素材の味を活かした料理を紹介させて頂きます。
写真1     写真6

宍道湖産白魚:
  中国産が主流のなかで国産としても秘抄価値の高い食材です。
塚原産筍:
  生産者が土から拘って育てており、特に朝掘り筍は有名です。
福岡産鍵蕨:
  もちもちとした触感が他の蕨と比べ強いことが知られています。

<レシピ>
白魚①宍道湖産白魚
「一度お酒で洗った白魚を、(煮切り酒1合:味醂0.3合:梅肉15g)に30分ほど漬け込みます。漬けた白魚を並べてガーゼを掛け、15分ほど蒸しあげます。

筍②塚原産筍
「素材の味を損なわない程度に米ぬかで茹がき、鰹出しで焚き上げる」

鍵蕨2③福岡産鍵蕨
「灰あくを作り、熱湯に蕨と灰あくを入れ、お湯が冷めるまで寝かす。半日ほど水でさらしあく抜きをする。あく抜きした蕨を吸地八方地で焚き上げる。」

①,②,③を器に盛り付け、木の芽や桃花などを添える。

写真5


今月の食材:山田精油の“へんこの胡麻ねり”で作る焼き胡麻豆腐

御提供:山田精油様

胡麻豆腐は、精進料理でもよく用いられる古くから日本料理の代表的な調理法の一つです。
現在は、沢山の胡麻豆腐が販売されておりますが今回は、豆乳とニガリで作る“豆腐”が大豆の風味を味わさせるように、胡麻豆腐を、水と、葛後は、胡麻だけで、胡麻の風味を味わさせて醤油で食べていただく、実にシンプルで飽きない焼き胡麻豆腐の紹介をさせていただきます。

<レシピ>
へんこの胡麻ねり2:宮水10:葛粉2
* 宮水と葛粉を鍋に入れ、葛粉を研いでから強火で火をつけ、固まってきたら弱火に落とし30分程練る(量によって異なる)
上がる手前で胡麻ねりを入れてさっと火を通し流し缶に流して冷蔵庫にて冷ます。
翌日カットして焼き台にて遠火で焼き上げ温めた合わせ出しを掛け、山葵を天盛りとする。
<合わせ出汁>
出汁3 薄口醤油0.5 濃口醤油0.5 本味醂1

焼き胡麻豆腐

シンプルで飽きない 焼き胡麻豆腐

胡麻豆腐

焼き胡麻豆腐と同じ食材(へんこごまねり)を使用しています

練りごま

職人が培ったノウハウで、数種の胡麻をブレンド。特製の石臼でゆっくり時間をかけて挽くから、とろりとなめらか。

黒胡麻豆腐

へんこごまねり(黒胡麻)を使用しています

練りごま(黒)

職人が培ったノウハウで、数種の胡麻をブレンド。特製の石臼でゆっくり時間をかけて挽くから、とろりとなめらか。

へんこ一番絞りごま油

初代から受け継がれた味と香り。まさしく山田製油の礎。職人が細心の注意で炒りあげた胡麻を古式圧搾機で搾油した一番絞りのごま油です。圧搾から湯洗い、静置、精製まで約1ケ月の時間をかけて仕上げます。


今月の食材:正月に残った食材で作る蒸し料理

今月の道具スチコン対応耐熱食器シリーズ
御提供:株式会社山本市兵衞商店様

サイズ: Φ80mm×H77mm
容量: 190cc
耐熱温度: 200℃

漆器でありながら、耐熱! 大宴会でも温かい蒸し物が容易に提供が可能になりました。
尚且つ漆器なので熱くないのが最高!!
家庭でも、これがあれば、残った野菜を入れて蒸すだけでタジン鍋以上!取り分け要らず!!

海鮮蒸し寿司

お正月に残ったシャリを器に入れ鮮魚を、載せて蒸すだけで温かい海鮮蒸し寿司

野菜蒸し

炊き合わせを蒸してそのままお客さんの元へ、野菜味噌などのディップを添えて

茶碗蒸し

シンプルに茶碗蒸しにも最適

日本の食器は、陶器、磁器、漆器が中心に使われています。

陶器と磁器は、熱には強く頻繁に直接料理を器に盛り込み器ごと温めて料理を提供しています。

しかし、漆器物は熱には弱くその場その場で温めた料理を盛り付け、提供しておりましたので宴会など大勢の宴席では提供するまでに時間がかかり冷めてしまう問題が日本中のホテルや旅館で悩みの種でした。

しかし、今回の“スチコン対応耐熱食器シリーズ”は漆器物でありながら耐熱なので、温かいままお客様のところまで提供できるようになりました。

このことにより、料理人が作る料理にかなりの幅が広がることになります、その上、提供する際も器の周りは熱も軽減されているのでサービス員にも優しい器になります。

一般家庭でも、お母さんが家族に食事を提供するときも温かく美味しいうちに食べてほしいと皆が思っていることなので家庭でも大活躍する一品です。